ミニチュア・ホース - 馬、馬、馬 - Yahoo!ブログ
(ホース・エキスポでのミニチュア・ホース)
ときどきむしょうにミニチュア・ホースが欲しくなることがある。私はすでに五頭の馬を持っているのだからもうこれ以上はよしたほうがよいのが常識なのではあるが・・・
ネットで捜すと売りに出ているミニはたくさんいる。いっこうに回復しない不況下でふつうの馬と同じように売りたい人はいくらでもいるのだ。もちろん値段も下がっている。
あれこれと細かいことを求めなければ500ドルくらいからある。もちろんショー・クオリティのミニだと3000ドルはする。私は1000ドルくらいなら出してもいいかな、と思う。
チワワがオフにこっそりとおしっことそれが躾することができます
ミニをカートを牽けるようにトレーニングし、あちこちを歩き回ったら楽しそうだ。あるいは単なるペットとして一緒に散歩に出かけたり、小さな子供のお相手をさせるのもいいかなと考える。餌代もほとんどかからない。かかるのは予防注射と蹄の削り代くらいだ。
ミニはもう何百年も前から固定された種として存在している。ベルサイル宮殿内にあった動物園で飼われていたという記録が残っている。また19世紀の中ごろにはフランス皇帝ナポレオン3世の妻、ウージェニー皇后がミニに馬車を牽かせていた。
ペキニーズ子犬のくしゃみ
その後、ミニはヨーロッパでペットとして、あるいは炭鉱や農場でのカート牽き、サーカスの見世物などとして細々ながらも生き延びて品種の改良が続けられた。急に注目を浴びるようになったのは1962年にアルジェンチンのブリーダー、ホアン・ファラベラという人がアメリカ大統領になったジョン・F・ケネディ一家に3頭のミニを売ったことがきっかけである。人びとはホワイト・ハウスの芝生の上で遊ぶミニの姿を見てそのかわいさに魅了された。現在では全世界に16万頭ほどのミニがいる。
ミニは体高が32インチ(81センチ)以下の馬である。いわゆるポニー種ではない。(ミニチュア・ポニー、ミニチュア・ロバはそれぞれ別の種として存在す� ��。)
スーフォールズ、サウスダコタ州の動物シェルター
ミニは小さな庭さえあれば飼うことができるのでペットとしてますます人気が高まっている。ハルターをつけてそこらを散歩し、公園にでもゆくと子供や大人が沢山集まってくる。とくに大きな馬にはひるんでしまうような幼い子供たちの人気者だ。大人が乗ることはとうてい出来ないがまだ小さな子供なら跨ることはできる。カートを牽かせてその技術を競う競技会、ハルターをつけて人間が一緒になって走り小さな障碍を飛ばす競技などが各地で行なわれている。
ミニは心身に障害を持つ人びとのセラピー・アニマルとしても大活躍している。また最近では視覚障害者のガイド・ホースとしても注目され、犬に代わる役割を果たしている。床に滑らないように靴をはいて障害者を先導し、建物の中を歩いたり、電車に乗ったり、飛行機にも乗る。ミニは寿命が長く、35年、ときには50年も生きることが出来るので平均寿命が10数年の犬とくらべてガイド・アニマルとしての調教のしがいがあるのだ。屋内で飼われているガイド・ホースはトイレに行きたくなるとドアーのところに行ってそのあたりの床を前足で掻いて知らせる。
ただ、私がミニを買うのをまだためらっているそのひとつの理由は、ミニと普通の馬とがあまりうち解けないという人もいるからだ。おもしろいことに大きな馬のほうがミニを「変なやつ」と気味悪がって恐れるという。
「そんなことはない」という人もいる。けれども馬を飼うスペースが限られている現在の私の家では別々に飼うスペースが取れないから今のところはガマンしている。
0 コメント:
コメントを投稿